カーテンの隙間から入る朝の光を浴びてスッキリ起きるって理想ですよね。けれど、実際は「あと5分……」「あと10分」なんて言いながら二度寝する人も多いのではないでしょうか。しかも、二度寝って本当に気持ちいいですよね。
ただ、やっぱり朝は一度でスッキリ起きたいものです。そこで今回は、二度寝が身体に及ぼす悪影響や、防ぐ方法を『青山・表参道 睡眠ストレスクリニック』で院長を務める中村真樹先生に伺いました。
二度寝をする原因は3つある

——なぜ二度寝をしてしまうのでしょうか?
目が覚めた直後は、まだ脳も体も睡眠状態から覚醒状態に移行する途中で、いわば半覚醒状態(半分眠って半分起きているような状態)のため、眠気を自覚しやすくなります。
二度寝をしてしまう原因としてはいくつかありますが、睡眠不足・不規則な生活(特に夜型生活)・眠りの質を悪くする病気の3つが主な原因として考えられます。3つ目の病気に関しては、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などが挙げられます。
時差ボケと同じような状態に陥ることも!

——二度寝は身体にどんな悪影響をもたらしますか?
休日に、たっぷり二度寝して昼過ぎなどに起きたりして、眠りのリズムが大幅にずれてしまうことを“ソーシャル・ジェットラグ”(※1)といい、時差ボケと同じような状態、つまり体内時計が乱れた状態になってしまいます。
体内時計が乱れてしまうと、夜早めに寝ようとしても寝付けず、朝は寝起きが悪くなり、二度寝をしやすくなってしまいます。無理に起きても眠気やだるさ、慢性的な疲労感で仕事や勉強に集中できないなど、日常生活に悪影響を及ぼすことも考えられます。
二度寝防止には朝ヨガや軽いストレッチがおすすめ

——二度寝をやめる方法や起床後やったほうがいいことはありますか?
毎日規則正しく、十分な睡眠時間(7〜8時間)を取る生活を続けるのをおすすめします。ただ、ハードルが高いと感じる場合は、週末は夜ふかしせずに早めの就寝を心がけてみましょう。平日より2〜3時間、起床時間を遅くして長めの睡眠を確保して、寝不足の影響を回避しつつ、“ソーシャル・ジェットラグ”にならないよう注意しましょう。
朝はいつも通り起きて、朝日を浴びるのもおすすめ。また、朝ヨガや軽いストレッチをしたり、熱めのシャワーを浴びたりすることでスッキリすることもおすすめです。
大切なのは毎日の睡眠リズムを崩さないこと。睡眠負債を翌週に持ち越さないことで、二度寝を抑えやすくなると考えます。
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いかがでしたか? 二度寝を防ぐためにまずは夜更かししないことから始めてみましょう!
<プロフィール>
中村真樹
青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長。日本睡眠学会専門医。東北大学医学部卒、東北大学大学院修了(医学博士)、東北大学病院精神科で助教、外来医長を務める。2008年、睡眠総合ケアクリニック代々木に入職。2012年から同病院の院長を務める。2017年6月青山・表参道睡眠ストレスクリニックを開院し、院長に就任。
※青山・表参道 睡眠ストレスクリニック
【画像・参考】
※1 Chronotype and Social Jetlag: A (Self-) Critical Review. Biology (Basel). 2019 Sep; 8(3):
※Sorapop Udomsri・kitzcorner・Stokkete・Africa Studio/Shutterstock
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