パーソナルトレーナーの仕事は、トレーニングのサポートをするだけではありません。“食事管理”を行うのも仕事のひとつです。それゆえ、私は仕事上さまざまな方の食事に関するサポートを行っていますが、男性モデルや俳優の食事法は一般の方にとって手本となるべきものだと思います。
「モデルや俳優の食事法なんて真似できるわけがない」と思われる方もいるかもしれないですが、一般の人こそ彼らの食事法を見習うべきです。というのもいきなり筋肉量の多いボディビルダーの食事法をマネすることは難しく、適度な筋肉量を維持しつつ見た目にもスマートに見える“男性モデル”や“俳優”こそ最初の指標にはピッタリといえるからです。
そこで、俳優パーソナルトレーナー集団『美Vid』代表の原田さんにお話を伺いました。
食べ過ぎたあとの数日間でバランスをとる

——ふだんよく食べているものは何ですか?
肉とキウイフルーツをよく食べています。肉の中でも脂身が多いものではなく、なるべく脂質が低い肉を食べるように心がけています。たとえば、“牛タタキ”をわさび醤油で食べるのは好きでよくやっています。あとキウイフルーツはビタミンCの宝庫なのでよく食べています。キウイフルーツとバナナ、オレンジにヨーグルトときな粉をかけて食べるのが朝のルーティンです。
——食事で気をつけていることはありますか?
私は食べることが好きなので、量はかなり食べますね。ただ、カロリー摂取量が増えてしまった日の翌日は、あっさりめの食事にして抑えています。毎食ずつ意識するわけではなく、何日間かのバランスで食べるものを考えています。
イケメンに学ぶ、食生活改善の正しい考え方とは?

——食生活を改善するにはどんなポイントに気をつければいいですか?
大きく分けて3点あると思います。ひとつめは“3食食べる”こと。現在、様々なダイエット方法がありますが、一般的には3食食べながら食生活の改善をはかることが最もポピュラーな考え方です。欠食をすると、エネルギーを充足したいという脳の作用から、1回の食事量が過剰になると考えられています。
ふたつめは“バランスよく食べる”です。主にエネルギーとして使われる“三大栄養素”のタンパク質(protein:P)、脂質(fat:F)、炭水化物(Carbohydrate:C)をバランスよく食べてください。
最後は“目標を設定する”こと。3~5個の行動目標を作ってください。たとえば、3食食べる、朝ごはんを食べる、夜は500kcal以下にする、水を2ℓ飲む、毎食サラダを食べるなどが挙げられます。毎日の目標を決めて日々達成していけば、うまく習慣化されていくでしょう。
——最後にトレーニングを頑張っている方へメッセージをお願いします。
食事は未来の自分への“投資”だと思って、身体の声に耳を傾けながら食事をとってみてください。楽しみながら健康な身体づくりに励んでくださいね!
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いかがでしたか? 「食事は食べ過ぎに注意!」と押さえこむのではなくて、食べることを楽しみながら工夫することが重要なのですね。原田さんの話を参考にして自分にとって最適な食事法を見つけてください!
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※ Anatoli Styf/shutterstock
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