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COLUMN

「また効果がでなかった…」専門家が教えるダイエット情報の見極め方

「〇〇ダイエットで痩せました!」

好きな芸能人がおすすめする美容法は、つい試してみたくなりますよね。SNSが普及し、ダイエット法や食品などの健康情報を目にする機会が増えました。

一方で「ブームに乗っかり試してみたが、効果がでなかった。」という方が多いのも事実。正しく取り組まないと、無駄な挫折感を味わいかねません。

そこで、健康情報をどう見分けたらよいか、管理栄養士の筆者がご紹介します。

○○を食べるだけで痩せる!? 身の回りの健康情報

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出典: Tijana Moraca/Shutterstock

古くはりんごダイエット、最近ではおからパウダーなど、『ダイエット効果がある』と言われる食品のブームは定期的に起こります。

例えばおからパウダーは、ダイエットとしては「おからで満腹感を得て、食べる量が減る」として活用されています。確かにおからパウダーは、大さじ1(6g)あたり約20kcalでありながら、1.4gのたんぱく質や食物繊維を摂取できる(※1)優れものです。

ただし注意したいのは、おからパウダーを食べても食事量がそのままならば、痩せないどころか今までよりも余計にエネルギーを補給することに。さらに、ビタミンDやB12、βカロテンなどおからには含まない栄養素もありますので、おからパウダーだけで必要な栄養素を満たすことはできません。

反対に、「不足しがちなたんぱく質や食物繊維を補えるから、痩せないけれどオッケー」と捉えることもできます。

つまり、「それだけを食べれば大丈夫」という食品は、残念ながら存在しません。ひとつひとつの働きだけ見て身体にいい・悪いは判断できないため、そういった情報を盲目的に信じるのはおすすめしません。

〇〇ダイエットブームがおこるワケ

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出典: Yuriy Maksymiv/Shutterstock

それでも「痩せる」と言われるさまざまな食品が、ブームになっては消えていきます。

単品ダイエットに効果がないことは、この「ブームを繰り返す」という事実が物語ってはいないでしょうか。本当に効果があれば、それが減量方法として定着しますし、痩せられなくて困る人はいないはずだからです。

それなのに、なぜ、こんなにも〇〇ダイエットは流行るのでしょうか?

至って簡単な構造です。筆者は、楽して健康になりたい私たちと、売りたい側の利害が一致した時に、ブームは起こると考えています。

実は日本人には、2000年から食生活指針という農林水産省・厚生労働省・文部科学省が合同で発表している指針があり、次のように提言されています(※2)

適度な運動とバランスのよい食事で、適正体重の維持を。

主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。

食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。

(食生活指針より一部抜粋)

至極真っ当な食生活です。しかし、食生活指針は全く流行しません。だって、「これができたら苦労しないよ」ですから。

つまり、簡単に取り組める「〇〇だけ食べれば良い」は、痩せたい人にとって受け入れやすいのです。このように、一時的な健康ブームには踊らされず、一歩引いた目で接するようにしましょう。

健康情報の見極め方は?その基準とは

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出典: chaponta/Shutterstock

それでは、健康情報はどのように見極めたらいいでしょうか? ここでは、簡単な基準をご紹介します。

まずは、「言い切っていないか」です。おからパウダーの例で言えば、「毎食おからパウダーを食べる”だけ”で、便通もよくなり肌がつやつやになりますよ」と言い切ってしまっている場合は要注意です。

実は、科学的に効果が認められている『特定保健用食品(トクホ)』でさえも、よく表示を見ると小さい文字で「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」と書いてあったりします。

それだけ食品ひとつによる健康効果は慎重に伝えなくてはなりません。「効果的!」と言い切っている場合は、1歩引いて俯瞰してみてください。

次に、「どう発信しているか」です。健康や栄養に関する情報は、実は誰でも発信できるのです。〇〇インストラクターや〇〇マイスターといった民間資格者や、芸能人・スポーツ選手までもが健康情報を発信しており、誰を信じていいかわからないですよね。

「この人(私)に効果があった」は、科学的根拠になりません。年齢・性別・体格・性格・生活習慣・社会的環境、食べ物の好みなど、健康に影響する要因がすべて同じ人は存在しないからです。そのため、大人数での研究結果を客観的に伝えている情報を取り入れて、総合的に判断するようにしましょう。

【関連記事】【初心者必見】意外と知らない!? ダイエットに欠かせない栄養素とは

 

いかがでしたか? いろんな情報が簡単に得られる時代だからこそ、情報に躍らされず一歩引いた目線で見極められるといいですね。

【画像・参考】
※1文部科学省食品成分データベース
※2農林水産省 食生活指針
※chaponta・Tijana Moraca・metamorworks/Shutterstock

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

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