あなたはこんな疑問を抱いたことはありませんか? 「〇〇と△△とどっちが効率的にカロリー消費できるのだろうか」と。
例えば、縄跳びと階段昇降ではどちらのカロリー消費が高いのか、ランニングとバイクではどちらのカロリー消費が高いのか、などなど……。
そこで今回は、筆者がスマートウォッチで実際に消費カロリーを計測したものを参考にご紹介していきたいと思います。個人差はあるとは思いますが、果たしてどのような結果になったのか、ぜひ最後までお付き合いください!
対決の基準を説明!

カロリー消費が高いものを調べたいと思いますが、全部違う部類のもので測っても公平性がないですよね? 例えば、ランニングとウォーキングで測定すれば恐らくランニングのカロリー消費が高そうだというのはすぐわかります。
そこで厚生労働省の『e-ヘルスネット』(※1)に記載されている「METs」という単位を用いて対決の基準を決めていきます。
「メッツ/METs」
運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したもの。
このメッツの数値が同じものを同じ時間だけやった時に、カロリー消費はどちらが高いのかを測定しようと思います。メッツの数字については国立健康・栄養研究所の『改訂版「身体活動のメッツ(METs)表」(※2)の数値を用います。
その他細かい対決の条件をまとめると下記になっています。
・5分間同じ運動を行い続ける
・メッツの数字が同じもので比較
・筆者のスマートウォッチにて測定
では次から炎の3番勝負を見ていきましょう。
ウォーキング VS エリプティカルトレーナー
最初の対決は“ウォーキング”対“エリプティカルトレーナー”です。エリプティカルトレーナーとは、ペダルを踏むと足が楕円形を描くように作られている運動器具全般をいいます。よく腕も一緒に使って回すこともあるあの器具です。
お互いが5.0メッツとなる下記条件で対決を行いました(※2参考)。
・歩行:6.4km/時、平らで固い地面、とても速い
・エリプティカルトレーナー:ほどほどの労力
歩行ではペースを合わせるため、ランニングマシンを用いて5分間行います。エリプティカルトレーナーは今回クロストレーナーと呼ばれる機械を用いて検証しました。


活動中のカロリーで比較すると、下記の結果となり、わずかながらエリプティカルトレーナーの勝ちです!
ウォーキング(23kcal) VS エリプティカルトレーナー(24kcal)
一般的にエリプティカルトレーナーは全身を効率よく動かせると言われていますので、あながち間違いではなさそうですね! ただその差はわずかですので、ウォーキングでも効果がないというわけではありませんので、誤解のないようにお気を付けください。
階段昇降 VS 縄跳び
こんな調子で続けていきます。次は階段昇降対縄跳び。この記事を読んでいるあなたは、先に進む前にどちらが勝つか予想してみてください。
お互いが8.8メッツとなる下記条件で対決を行いました(※2参考)。
・階段を上る:速い
・縄跳び:ゆっくり、毎分100ステップ未満、両脚跳び、リズムに合わせて跳ぶ
階段では地下2階~1階まで上り下りを繰り返すということで、降りる時間も加わってしまいますが、5分間行いました。縄跳びは市販のものを用意してリズムに合わせてゆっくり跳ぶのを5分間行います。


活動中のカロリーで比較すると、下記の結果となり、階段昇降の勝ちです!
階段昇降(46kcal) VS 縄跳び(40kcal)
実際にやってみて思ったのは、やはり動きの得意不得意に左右される可能性があるかもしれないということです。縄跳びを5分間継続するのは難しく、上記の数値は何回か引っかかった上での数値です。もしかすると5分間跳び続けられれば、縄跳びはカロリー消費がもう少し高くなったかかも?
ランニング VS バイク
最後の対決は鉄板ですね、ランニング対バイクです。お互いが11.0メッツとなる下記条件で対決を行いました(※2参考)。
・ランニング:11.3km/時、187.7m/分
・自転車エルゴメータ:161~200ワット、きつい労力
ランニングではペースを合わせるため、ランニングマシンを用いて5分間行います。自転車エルゴメータは一般的なフィットネスジムに置いてあるようなバイクを使い、間の180ワットで検証しました。


活動中のカロリーで比較すると、下記の結果となり、ランニングの勝利!
ランニング(66kcal) VS バイク(45kcal)
バイクは下半身メインの運動で、ランニングマシンは全身を使うことになるので、当然と言えば当然の結果ですかね?
【関連記事】「痩せやすい人」って何が違うの?“絶対やらない”3つの共通点をトレーナーが解説
いかがでしたか? どちらのカロリー消費が高いのか、実際に検証する企画を行ってみました。
筆者はこの中では縄跳びが一番きつく感じ、カロリー消費が一番高いランニングの方がバイクよりも楽に感じました。このように、動きの得意不得意でも左右される部分は大きいです。
今回紹介した数値は参考程度に、自分が楽しく取り組める種目を選択しましょう。運動は何より継続することが大事ですからね!
【画像・参考】
※マードン
※ Kzenon・mapo_japan/Shutterstock
※1 メッツ / METs | e-ヘルスネット(厚生労働省)
※2 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部『改訂版「身体活動のメッツ(METs)表」』
※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
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