「最近、体が硬くなった」と感じることはありませんか? ジムトレーナーである筆者がお客様とお話しする中でもそういった言葉を耳にします。中には「物心ついた時にはすでに体が硬かった」という方もいたり……。
しかし実は、柔軟性を向上させると、より効率よく筋トレが行えるなど、嬉しいメリットがたくさんあるので、ぜひ柔軟性を向上させることをおすすめしたいです。
そこで今回は、柔軟性を向上させるために、押さえておきたいポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【目次】
ストレッチだけじゃNG!? 柔軟性向上のためにトレーナーがオススメするポイント
柔軟性とはなにか

柔軟性を向上させる方法を考える前に、そもそも“柔軟性”とはなにかを考えてみましょう。
よく「筋肉の柔軟性」とか「筋肉が柔らかい」という表現を耳にしますが、筋肉自体がプヨプヨ・モチモチしている事は柔軟性ではありませんよね。
柔軟性とは筋肉がしっかり伸びることで“その筋肉が関与している関節が可動しやすいこと”を指します。つまり柔軟性とは関節の動かしやすさとも言い換えることができます。
柔軟性に大切なのはバランス?

前述の通り柔軟性がある、というのは関節が動かしやすい状態にあることです。体には様々な関節がありますが、そのほとんどに“主動筋”、“拮抗筋”という表裏一体の働きを行う筋肉が備わっています。
ひとつ例に出してみましょう。例えば“肘を曲げる”という動作を行ったとします。

この時、力こぶの筋肉(上腕二頭筋)は縮んでいて、二の腕の筋肉(上腕三頭筋)は伸びています。もしもこの筋肉のうちどちらか固くなったアンバランス状態になれば肘を曲げる、もしくは伸ばすという動作は動きが悪くなってしまいます。
この事は腕に限らず、体の様々な関節で起きる可能性があり、骨格や姿勢のゆがみで筋肉に偏ったストレスがかかり続けた場合などもこのようなアンバランスが引き起こります。
体の硬さの表れとして代表的な“前屈”の動作が硬いという方の多くは、太ももの後ろの筋肉が硬くなっていて柔軟性が低くなっているという事が見受けられます。
柔軟性を向上させるためのポイント

ここまで、バランスの事についてお話してきました。ではバランスを考えた柔軟性向上にはどういった方法があるでしょうか。
もちろんストレッチをする事は決して間違いではありません。ただ、筋肉はもとの形状に戻ろうとする働きがある為、柔軟性が向上しても一定時間で元の状態に戻ってしまいますので不十分なのです。
ここで大事になってくるのが実は“筋力トレーニング”です。トレーニングには使用している部位の筋肉を引き締める効果があり、硬い部分と表裏一体になっている筋肉に刺激を与える事で、バランスの改善が期待できます。固い部分にはストレッチ、その反対となる部分にはトレーニングの組み合わせでと覚えておいていただくと良いでしょう。
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いかがでしたか? ストレッチを習慣的に取り入れているのになかなか効果を感じにくいとお悩みの方は、表裏一体の筋肉を使ったトレーニングを行ってみるという方法を行ってみてください。
どことどこの筋肉が表裏一体のペアになっているかが分からない方はお近くのジムスタッフに尋ねてみると良いと思います。しなやかな体を手に入れるために、バランスを意識してみてください!
【画像・参考】
※believe
※Jacob Lund・Aleksandr Simonov/Shutterstock
※mapo/PIXTA(ピクスタ)
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