COLUMN

業界20年のトレーナーが解説!2022年も拡大?筋トレブームの3つのポイントとは

リモートワークや様々な自粛により体の不調を感じている方も多いのではないでしょうか? その傍ら、運動不足を解消しようとウォーキングや自宅トレーニングをする方も増えていると聞きます。

そんな方々も良く参考にしているであろうYouTubeを中心としたSNSでの運動動画なども、今では定着しつつあります。どこにいても運動ができるようになっていますし、2022年もこの筋トレブームは加速するだろうと筆者は考えます。

そこで今回は、昨今の筋トレブームを業界20年の筆者が紐解き、皆様に筋トレやフィットネスの価値をお伝えしていきます。

 

SNSの普及と共に起こった意識の変化

画像:metamorworks/PIXTA

昨今の筋トレブームの土台となっていることは、毎日見るSNSの急速な普及と考えます。こちらは理論的にも証明できていて、人は何かを変えたくて行動するときに自己効力感を高めることが必要となります。

自己効力感とはセルフ・エフィカシーと呼ばれ、簡単にいうと自信のことです。この自己効力感を高めることで何かに向かって自ら行動をおこしたり、成功の為に行動したりするようになります。

例えば、「厚生労働省e -ヘルスネット セルフ・エフィカシーを高めるポイント」(※1)では成功体験を高める為に、「成功経験」と「代理経験」が必要と述べています。

「代理経験」とは、性や年齢、健康状態や生活状況などにおいて、自分と似ていると思われる「モデル」となる人が、ある行動をうまく行っているのを見たり聞いたりすることで、“自分にもうまくできそうだ”と思うことです。この「代理経験」を使って、身体活動へのセルフ・エフィカシーを高めるには、実際に身体活動を行っていて、自分と似ていると思われる「モデル」となる人を見つけ、その人に身体活動を続けるコツや、身体活動によってどんなメリットが得られたかについて、聞いてみることが勧められます。そうすることで、“自分にもうまくできそうだ”という「自信」を感じやすくなるということです。

「厚生労働省e -ヘルスネット セルフ・エフィカシーを高めるポイント」(※1)

つまり、SNSにより他人の頑張りや、もしかすると身近な人の頑張りなど生活様式を見ることによって、「自分にもできるのでは?」という自信が生まれることです。

また、日本のみならず海外の方々の筋トレやボディメイクが身近になったことで、筋トレをすることへのハードルや価値が高まったと考えます。または、かっこいい体の定義も変わってきたのかもしれません。

意識の変化のポイントは3つ

  1. SNSの普及により体作りの「代理経験」が日常に浸透した
  2. 海外や日本のかっこいい体を日常的に見るようになった
  3. 身近な友人の筋トレやボディメイクも目にするようになり体作りが身近になった

このようなポイントから意識が変化してきたと考えます。

中村アンさんやAYAさんといった象徴的女性の登場

第2の要因はSNSの普及で多くの芸能人のボディメイクが身近になったと共に、中村アンさんやAYAさんといった象徴的な女性の登場と筆者は考えます。中村アンさんの筋トレを頑張る姿や、当時彼女の指導を担当をしていたクロスフィットトレーナーのAYAさんの活躍により、女性の憧れる体像に変化がもたらされました。健康美の定義すら変えたといっても過言ではないと考えます。

当時、「筋トレ」=「マッチョ」のようなイメージが少なからずあったと思いますが、この時から「メリハリのある美しい体」=「筋トレ」という流れにチェンジ。

つまり今までは、ダイエットやボディメイクしたいとき1番初めに思い浮かぶのが「食事制限」だった所に、「筋トレ」という選択肢が加わったということ。その変化には、象徴的女性が登場したことも関係しているはずです。

コンテストの多様化とフィットネス系YouTuberの登場

出典: believe

追随するように、『ベスト・ボディ・ジャパン』や『ミス・ベストビキニ』などの新たな肉体美を競う大会が登場しました。これは筋トレブームの火付け役になったと考えています。

今までは“ボディビル”や“フィジーク”といった比較的体を大きくして、筋肉の大きさと綺麗さを競う大会が主流でしたが、最も出場しやすい『ベスト・ボディ・ジャパン』という大会が開催されてからは、多くの方々が日々のトレーニングの成果を競うことができるようになり、モチベーションアップに繋がったことで筋トレが更に広がったのでしょう。

また、『ベスト・ボディ・ジャパン』に出場した選手は更にご自身の身体と向き合い、さらにハイレベルな大会に出場したり、フィットネスモデルになったりと活躍の幅を広げることができるようになったので、大会の為す意味が大きくなりました。

その後、並行して出場者を中心にフィットネス系YouTuberが誕生したことにより筋トレブームの更なる加速へと繋がったと考えます。

昨今では、更に身近な自身のダイエット経験や宅トレ経験を動画にしているYouTuberが登場し、一般の方々が「代理経験」を感じやすいコンテンツが増えています。

また、リモートワークがスタンダードになりつつある中、運動不足を感じる方や体の不調を感じる方が今後も増加するはずです。そのため、2022年もコンテスト参加者やフィットネス系YouTuberは増えていくと予想しています。

【関連記事】目指すは日本一の肉体美!「日本クラス別ボディビル選手権」から学ぶ競技の魅力とは?【ヨシノリ】

 

いかがでしたか? 今回は筋トレブームの歴史についてご紹介しましたが、要約すると「いつでも・どこでも筋トレやダイエットが叶う時代」が来ているということ。

筆者はパーソナルトレーナーなので、1番の成功への近道はパーソナルであることは間違いないと思っていますし、皆さんにもパーソナルトレーニングを1度受けていただくことをオススメします。「1人でやりたい」「時間がない」という方のために、今はオンラインのパーソナルトレーニングサービスも普及・拡大していますよ。

記事を見ていただいた方が2022年に行動を起こし、成功されることを願っています。

【画像・参考】
※1 セルフ・エフィカシーを高めるポイント | e-ヘルスネット(厚生労働省)
※believe
※metamorworks/PIXTA

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

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