気が付けば新年度! 痩せたい気持ちはあるけれど、具体的なアクションまで到達していない方や、ダイエットをしているのに痩せないと悩んでいる方も多いと思います。
そんなときに、頼りになるのがWEBや動画などで紹介されている“ダイエット法”。手軽に始められるものも多く、とても参考になりますが、中には極端に強調された情報も。成果を出したいなら、正しいダイエット法を選ぶ必要があります。
そこで今回は、ジムトレーナーである筆者の経験をもとに“みんなが勘違いしているダイエットの常識”をご紹介したいと思います!
とりあえず野菜だけ食べたら痩せるって本当?

ダイエットといえば、野菜をたくさん食べればいいと考えている人も多いのではないでしょうか?
確かに野菜だけをたくさん食べていたら減量はしていくでしょう。しかし、極端に野菜しか食べない食生活を続けると、リバウンドする可能性が高まりがちに……。健康的なシェイプアップとは言えません。
例えば「野菜だけを食べて糖質を食べない」というダイエットをスタートすると体内の水分や筋肉が減っていきます。初めの1週間は特に水分が減っていくのでガクンと体重が落ちるケースも多いです。
人間の体の60%は水分ですので、特に普段から食べすぎている方は水分も沢山取り込んでいるので、その分減量していきます。
また、炭水化物を抜いて糖質を減らすと、一時的にはお腹がへこんで体重も落ちやすいです。ただし、糖質は生きるのに必須のエネルギー源なので、不足すると筋肉を糖に変え、エネルギーとして使うことに。代謝が落ちて体脂肪が増えやすい体になり、リバウンドもしやすくなってしまう可能性も。
人間が健やかに生きるためには、三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質を必ず3食食べることがベストなんです。その上で、野菜というミネラル・ビタミンを多く含んだ食品を沢山食べると体の調子も壊すことなくダイエットを成功に導くことができるでしょう。
お菓子とお酒はダイエットの天敵?

お菓子とお酒はダイエットの天敵です! しかし、もう1つの天敵が“ストレス”なんです。
ストレスについては、厚生労働省のe-ヘルスネット(※1)で以下のように書かれています。
“急性ストレスでは交感神経が働き、食欲を抑えます。慢性ストレスではストレスホルモンにより脂肪が貯め込まれるため肥満になりやすいですが、逆に痩せる人もいます。やけ食い・無茶食いは手軽なストレス解消法ですが、過ぎないことが大切です。”
慢性的なストレスを溜めると、ストレスホルモンにより脂肪が貯め込まれやすくなります。筆者がダイエット指導を担当してきたお客様も、ストレスによりダイエットがうまくいかなかった時期を経験しています。
お菓子やお酒はダイエットには確かに向いていないですが、絶対に食べてはいけない、飲んではいけないということではありません。
また、ダイエット中にお菓子を食べるコツ、お酒を飲むコツとしては以下を意識して欲しいです。
- ダイエット中のお菓子は食後すぐに食べる! その際少し主食を少なくする。
- お酒はいつもの半分くらいにして、あとは糖質OFFのノンアルビールを飲む。
シェイプアップを成功させるためには、嗜好品やアルコールとうまく付き合っていくことが重要ですよ。
運動をしたら痩せるの?

筋トレをしてバランスの良い食事をしていると筋肉がついていきますし、バランスの良い食事をしていて程よい有酸素運動を行なっていると脂肪が燃焼されます。運動をすることは、痩せやすい体作りに必須の条件と言えるでしょう。
しかし、急激に過度な運動をすると以下のような痩せないパターンに陥ってしまうこと考えられますので、参考にしながら生活に運動を取り入れてみてください。
NG1:一生懸命運動した結果、疲れて沢山食べてしまっている
運動をすると当然お腹も空きますよね。これは素晴らしいことですが、ハードな運動をしてお腹が空いたからといって、運動した分よりも沢山食べると脂肪として蓄積されます。
例えば体重60kgの方が少し早めのペースのランニングを1時間したとして、消費されるカロリー量は600kcal程です。これはラーメン1杯で摂取できるカロリー量なのです。バランスの良い食事を心がけながら適度に運動習慣を身につけることが大切です。
NG2:糖質制限と有酸素運動を毎日行なっている
先にもお伝えしたように糖質を食べないと筋肉が減ってしまいます。その上で有酸素運動を行うと、脂肪も燃焼されますが筋肉もさらに減ってしまいます。
一見一番痩せる方法に思える糖質制限と有酸素運動ですが、実は毎日合わせて行なっているとどんどん筋肉量を減らす要因となり、基礎代謝量が減ってしまいます。短期的に痩せたいなら良い方法かもしれませんが、一生物の体ですので無理な制限のないダイエットをおすすめします。
NG3:夜にハードな運動をして満足してお酒を飲んでいる
例えば、ジムに行ったらいつも仲間とお酒を飲んで帰る。ランニングサークルで夜に走った後にお酒を飲んで帰る。などといった経験はありませんか?
ハードな運動をしてバランスの良い食事を食べたとしても、お酒を飲むと、肝臓がアルコール分解の機能を高めます。
肝臓は3大栄養素の吸収や脂肪の分解をおこなう臓器でもありますので、せっかくの運動と食事がもったいない時間になってしまいかねません。仲間との楽しいお酒も適度な量が良いでしょう。
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いかがでしたか? 以上、みんなが勘違いしているダイエットの常識3つをご紹介いたしました。ダイエットの情報はあふれていますが、本当に大切なことは3つ。
- 一生できる食事改善方法なのか?
- 一生継続できる運動習慣なのか?
- 楽しく程良く気持ち良くダイエットをできているか?
このようなことをご自身に問いかけながら、ダイエットに取り組んでもらえたらと思います。
【画像・参考】
※ ストレスと食生活 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
※Syda Productions、Mulevich、Freebird7977、shisu_ka/Shutterstock
※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
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