暖かくなったら、いよいよゴルフシーズンの到来ですね!
ゴルフは全身を動かすスポーツですが、特に重要な体の部位は“肩甲骨”です。今回は、ゴルフ上達を目指す人に向けて、ゴルフにおける肩甲骨の重要性とともに、ラウンド中も手軽にできるストレッチをご紹介します!
「スムーズなスイング」に必要な肩甲骨の柔軟性
ゴルフスイングには上半身の筋力や下半身の筋力、全身の可動域も重要ですが、特に見落としがちなのが肩甲骨の柔軟性です。肩甲骨は背中に付いている“天使の羽”とも言われている骨。肩甲骨の特徴は、以下の通りです。
- 鎖骨を経由して「胸骨」という体幹と繋がっている。
- ゴルフで使われる重要な上半身の筋肉が沢山付着している。
- 肩を動かすときに必ず同時に動く骨である。
- 猫背になると肩甲骨の動きや柔軟性は低下する。
- パターの時は肩甲骨の動きがメインになる。
肩甲骨は、体幹と上半身の筋肉を繋いでいる重要な骨であり、上半身の全ての動きに関係している骨でもあります。また、ゴルフに関してはスイング時の上半身の可動域を出すために柔軟性を保つことが大切です。理想的な肩甲骨の状態に近づけるためのストレッチをご紹介していきます。
スイングをスムーズにする為のストレッチ
スイングをスムーズにする為の肩甲骨の動きは、「内転」という肩甲骨を内側に寄せる動きと外側に開く動きの両方の柔軟性が必要となります。まずは、右利きの方のスイングにおける肩甲骨の動きについてご説明しましょう。
- テイクバック時に右の肩甲骨は内転(内側に寄せる)して腕が上がる。
- テイクバック時に左の肩甲骨は外転する(外側に開く)ことで腕が体幹に寄る。
- フォロースルー時はテイクバック時と逆の動きになります。
このように、スムーズなスイングに肩甲骨の柔軟性は必要不可欠となるのです!
ゴルフを上達させたい方へ、これからご紹介するストレッチを日々行って柔軟性を向上させていきましょう。ラウンド中に行うことで肩甲骨の動きをリセットすることもできますよ。
スイングをスムーズにする為の肩甲骨ストレッチ(1)

ストレッチの手順
- クラブやタオルを両手で持ってバンザイの姿勢になります。
- 頭から踵までを一直線に保ちながら、肘を伸ばしたまま体を右左に捻ってください。
- 体を一直線に保ちながら捻ることで、肩甲骨がしっかりと動かされ、背中周りが伸びますよ。
スイングをスムーズにする為の肩甲骨ストレッチ(2)

ストレッチの手順
- クラブやタオルを両手で持ってバンザイの姿勢になります。
- バンザイの姿勢から両側の肩甲骨を寄せるようにワキを締めてください。
- ワキを締めた時に背中の筋肉が縮んでいる感覚を持ちながら行いましょう。
「パターをスムーズにする為の」ストレッチ

皆さんはラウンドの後半パターが思った方向に打てない、いつもより力が入ってしまう等で悩まされることはありませんか?
パターは肩甲骨の「上方回旋」という肩甲骨が外側に回る動きと、「下方回旋」という下側に回る動きで行われますが、後半肩甲骨周りの筋肉が固まることでこの2つの動きが固くなっている場合が考えられます。
ぜひ、ラウンド中に今回お伝えするストレッチを試してみてください。
ストレッチの手順
- クラブやタオルを両手で持ってバンザイの姿勢になります。
- 片側の腕のワキを締め、反対側の腕を上げます。この時、肩甲骨が動いている意識を持ちながら行いましょう。
- 下がっている側の肩甲骨が下に回り、上がっている方の肩甲骨が上に回ります。
- 気持ち良く肩甲骨が動いている感覚を持ちながら行いましょう。
以上、スイングをスムーズにする為のストレッチを3つご紹介しました。スイングをスムーズにする為に、またラウンド後半にかけての上半身の緊張を取り除くためにも肩甲骨周りの柔軟性は必要です。ぜひ今回ご紹介したストレッチを実践してみてください!
【画像・参考】
※believe
※ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA
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