新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年はライフスタイルが大きく変化。その影響で、「よく眠れない」「疲れやすい」など、心や身体の不調を感じる方も多いのではないでしょうか?
これらの不調が表れる原因の一つとして、外出自粛により身体を動かす機会が減ってしまったことが挙げられます。運動不足の状態が長引けば、やがて生活習慣病やロコモティブシンドローム(※1)などの疾患につながってしまうかも……。
今回は、そんな新しい日常の中に取り入れやすくなる“運動習慣のすすめ”をご紹介! コロナ終息後を生き生きと過ごすために、今のライフスタイルを整えていきませんか?
(※1)ロコモティブシンドロームとは・・・年齢と共に運動機能が低下し、自立度が低下することで、介護が必要となる可能性が高い状態のこと。 ‐ 厚生労働省「秋葉副大臣会見概要(ロコモティブシンドロームについて)」
週1~2回、1日15分のエクササイズでOK

ライフスタイルの中に運動を取り入れにくいと感じている方は、運動に対するハードルを上げ過ぎているのかもしれません。まずは健康維持を目的として、週1~2回、1日15分のエクササイズを続けることを目標にしてみてはいかがでしょうか?
エクササイズの内容は、自分の体重を利用した腹筋や腕立て伏せ、階段や束ねた雑誌などを利用した踏み台昇降運動でOK。周りにあるものですぐに始められるので、夕食前のちょっとした時間や、職場でのリフレッシュタイムなど、“スキマ時間”を使って取り入れてみてください。
ちょっとした運動でリフレッシュできたり、血流がよくなったりと、心や身体に変化が訪れるはず。気分が乗ったときに、まずはできる範囲で初めてみてくださいね。
YouTubeで検索するのも1つの手

独自でエクササイズをしていると、「自分の行なっている方法が正しいのかな?」と心配になることもありますよね。
そんな時は手軽に検索できるYouTubeをのぞいてみてはいかがでしょうか? 「筋トレ」「エクササイズ」などと検索するだけで、動画を通して運動方法をレクチャーしてもらえます。特に、実際の動きを確認しながら実践すれば、自分の苦手なポイントや癖なども分かるかもしれません。
あまりジムには行きたくない、という方におすすめの方法です。
日常の“楽しい決まり事”のスキマに

忙しない日常生活の中で、運動をする時間を確保するのはとても難しいですよね。また、食事や睡眠といった健康維持に欠かせない時間を削ってまで運動をするのは、本末転倒という場合もあります。
そこでぜひ見直して欲しいのは「毎週やってくる楽しい時間は何か」ということです! そして、その時間にエクササイズをプラスしてみてはいかがでしょうか?
例えば、ドラマやアニメ好きの方は、CMの間に腹筋運動を行なってみたり、毎日のコーヒータイムには、コーヒーが抽出されるまでの数分間でつま先立ちをしてみるのもいいかもしれません。
様々なシチュエーションに運動を合わせ、スキマ時間を有効活用することで運動をぐんと取り入れやすくなりますよ。
エクササイズノートを使ってみる

テレワークの普及により、オフィスに通う機会が減ったという人が多くなっています。また、外出を控えることで、自分のために使える時間が増加している人もいるのではないでしょうか? そんな状況の今こそおすすめしたいのが、豊かになった日常と運動習慣を“ノートに残す”ことです。
用意するのはお気に入りのノートや手帳、もしくはスマホやパソコンのメモや手帳のアプリを使ってもいいかもしれません。
まずは、最初のページに理想の自分を書きます。特に、以下の項目は必ず書きましょう。
・目標体脂肪率と現在の体脂肪率
・目標体重と現在の体重
・理想とする体型(太もも、ウエストなどのサイズ)と現在の体型
理想の自分が明確になったら、目標達成に向けた運動メニューや、日々の身体の変化を記録していきます。そうすることで小さな変化に気付き、身体や体調の変化を実感していくことができます。また、SNSにアップするのもよし◎。フォロワーや友人がたくさん応援してくれるはずです。
このようにトレーニングの頑張りが目に見えるような形になるだけでも、モチベーションの維持に繋がります。期待以上の変化がなかった日も、毎日頑張る自分をたくさん褒めてあげてくださいね。
コロナ禍で時間の使い方や過ごし方が変化したからこそ、“今できる運動習慣”をご紹介しました。とはいえ、最も大切なことは、楽しみながら運動をすることです! エクササイズを通し、心身ともに健康的な生活を送ってくださいね。
【画像・参考】
※ 秋葉副大臣会見概要(ロコモティブシンドロームについて) – 厚生労働省
※ Southworks/Africa Studio/Aleksandra Suzi/namtipStudio/fizkes/Shutterstock