COLUMN

ジムトレーナーが検証!話題の「World’s Greatest Stretch」とは

“World’s Greatest Stretch”という言葉をご存じでしょうか? 直訳すると“世界で最も偉大なストレッチ”と言われるストレッチが、実は今トレーニーの間では密かに話題になっています。

このWorld’s Greatest Stretchとは、ストレッチと言っても一般的にイメージされる、「伸びを感じたところで30秒キープしましょう」といった“静的ストレッチ”とは違い、動きを伴った“動的ストレッチ”の一種で、様々なスポーツを行う前のウォーミングアップの一環として行われることが多いストレッチです。

では、World’s Greatest Stretchは、本当にWorld’s Greatest(世界で最も偉大)なのでしょうか? 今回は、スポーツジムのトレーナーである筆者が検証してみたいと思います。

■World’s Greatest Stretchとは?

では、まず“World’s Greatest Stretch”の様子を写真とともに紹介していきましょう

画像:believe

(1)まずは片脚を大きく後ろに引き、引いた脚と同じ側の手を床(地面)につけ、反対側の肘を床に近づけます。

画像:believe

(2)そこから、腕を天井に向かって伸ばしましょう。

画像:believe

(3)次に、今動かした方の手を軸足の内側で床につけ、反対の腕を天井に向かって伸ばします。

画像:believe

(4)両手を軸足の外側で床につけます。

画像:believe

(5)両手を肩幅程度の幅で床につけ、腰を天井に向かって持ち上げましょう。

画像:believe

最後は元の位置に戻し、この一連の動きを反対側も行います。

“World’s Greatest Stretch”は、書籍や動画などで様々なやり方が紹介されており、少しずつ違いはあるものの、概ねこのような感じです。

筆者も、全身のウォームアップになりそうだと感じました。

■それぞれの動きの狙いは?

(1)は軸足のお尻(大殿筋)と後ろに引いた脚の付け根(腸腰筋)が伸びます。この辺が硬くなると骨盤の傾きや、あらゆる動きに影響するので、適切な可動性を保つためにも重要だと考えます。

(2)は胸椎の回旋の動き。胸椎は本来、よく動くようにできている場所(モビリティ関節とも言われる)なので、しっかり天井に手を伸ばせるようにしておきたいですね。

胸椎の回旋とともに肩甲骨の内側・外側への動きも伴っています。もちろん、肩関節の可動性も必要です。ゴルフやテニスなど体幹を回旋させる動きが要求されるスポーツには必要な動作でしょう。

(3)は(2)と逆の動きです。

(4)は主に後ろに引いた脚の付け根(腸腰筋)がよく伸びます。

(5)の動きでよく伸びるのは、後ろ脚のふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)と太腿の裏(ハムストリングス)ですね。これらは硬くなりやすい筋肉で、硬くなると姿勢や、あらゆる動作に影響してくるので、やはり重要だと考えます。

ここまで、それぞれの動きでの筋肉へのアプローチについて説明してきましたが、これら全てを正しく行うためには体幹の安定性も要求されます。

行ってみるとわかると思いますが、結構難しい動きなのです。

■“ファンクショナル”なストレッチだった…!

“World’s Greatest Stretch”を細かく見ていくと、人の体の動くべき部位が満遍なくストレッチされていて、同時に安定すべき部位の安定は保持しながら行うことができているようです。あらゆる要素が組み込まれた、とてもファンクショナル(機能的な)ストレッチと言えるかもしれません。

ということで、“World’s Greatest”(世界で最も偉大)と命名されたのかもしれませんね! ぜひみなさんも挑戦してみてください。

【画像・参考】
※believe
※Skydive Erick/Shutterstock

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

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