「ダイエットをする!」と決めたら、多くの人が目標を決めて、それに向けて運動や食事制限を行うことでしょう。たとえば、「3ヶ月で-6kg」という目標を決めた人なら、1ヶ月で2kgずつ痩せるように日々頑張るはずです。なんだかこれって、“仕事”に通じるところはありませんか? 仕事も目標を決めて、その目標達成に向けた行動を毎日行うことで、目標へと近づいていきますよね。
つまり、ダイエットと仕事は、共通点があり“似た者同士”と言えるのではないでしょうか。そして、仕事ができる人はダイエットでも結果を出せるはず……。そんな仮説をもとに、今回は敏腕社長に、ビジネスの考え方を活かした“身体作り”に挑戦してもらいました!
敏腕社長流ダイエット!PDCAを突き詰めて痩せる

目標を達成するための施策を実行し、その結果からさらに改善していく。そうやって目標へと最短で突き進んできた“経営のプロ”なら、身体作りでも結果を出してくれるはず。そんな期待を背負って、ダイエットに挑戦していただくのは、INCLUSIVE株式会社の代表取締役CEO・藤田誠さん(上写真・左)です。
そして、藤田社長をサポートするのは、ダイエットのプロである『東急スポーツオアシス』のトレーナー・横浜達也さん(上写真・右)。

藤田社長(以下、藤田):今回は自分の身体を事業として考え、ダイエットに取り組んでみようかなと思います。ダイエットを始めたというと、周りの人は「この方法がいいらしいよ」とか「これは食べちゃだめらしいよ」なんていろいろ言ってきますけど、僕は仕事と同じように数値だけを信じて進めていきたいと考えています。
とはいえ、自宅で計測できる数値は体重だけなので、トレーナーの横浜さんには筋肉量はどうなのかとか、バランスをどうすべきかといったことを聞いていきたいですね。

横浜トレーナー(以下、横浜):経営者として常に結果を出してきた藤田さんなので、ダイエットでも同じように結果を出せるようにサポートしていきます。藤田さんはPDCAを突き詰めてビジネスを進めてきた方なので、ダイエットでもその思考法を取り入れてみたいと思っています。
ダイエットにおける“PDCA”の方法を、藤田さんと一緒に考えて取り組んでいきます。これはすべてのダイエッターに参考になると思いますので、ぜひチェックしてください。
目標を達成するための「Plan」は?
藤田社長のダイエットの最終目標は「3カ月で-9kg」。1ヶ月で-3kgというハイペースな目標ですが、それを達成するための“Plan”は下記に設定しました。
藤田社長の「Plan」
- 摂取カロリーのコントロール(1日1,700kcalを目安にする)
- 間食を控える
- 寝る3時間前には食事を済ませる
- お酒を飲む日は1日2杯まで
- 清涼飲料水に気を付ける
- 脂質の多い食事は避ける(特に揚げ物)
この“Plan”を3週間実施し、“Check”のために、計測を行ったところ驚くべき結果が……!?
ダイエット3週間でこんなに痩せられる…!?

PDCAの“Check”をすべく、横浜さんの元にやってきた藤田社長。3週間の結果を横浜さんに報告するとともに、計測を行います!
【計測結果(身長177㎝)】
81.7kg→78.3㎏(-3.4㎏)
体脂肪24.2%→22.2%(-2%)
骨格筋量34.9㎏→34.3㎏(-0.6kg)
なんと結果は“3週間で-3.4kg”と、目標を上回るペースで痩せていました。

では実際に、藤田社長はどんな“Do”を行ったのでしょうか? また、その“Do”に対する横浜さんのフィードバックと次の“Action”に活かすためのポイントをみていきましょう。
横浜:ダイエット開始3週目としてはほぼ完ぺきな推移です! 藤田さんがInstagramで投稿している毎日の食事を見ていますが、かなり頑張って制限されているので、それがこの結果に結びついたのでしょう。

藤田:ありがとうございます! 食事制限としては、ごはんを食べる際は少量にすること、できるだけ麦ごはんにすることを意識しました。
さらに炭水化物の麺などは、ちょい残しするようにして、可能な限りこんにゃくパスタなどを選ぶようにしていましたね。
お酒を飲む日は1日2杯程度に抑え、タンパク質多めのドリンクを摂取するようにしました。でも、先週日曜日にあまりに疲れていたので、肉を食べてしまったのですが……。
横浜:鶏肉の量としては特に問題ないですよ! 強いて言うなら皮が半分くらいなければより良いですね。とはいえ、毎日の食事を拝見していると、基本のベースはとても良いと思います。何か悩まれたことはありましたか?
藤田:米は食べて良いと言われたので、麦ごはんを食べていますが、食物繊維をどのくらい摂るべきなのか迷っています。
横浜:麦ごはんいいですね! 食物繊維については野菜をもう少しプラスで摂りたいですね。ダイエットにおいて野菜は食べても良いと一般的に言われているんです。『栄養コンシェルジュ協会』が指針として出している『食品カテゴリーマップ』(※1)というものがあるのですが、これを参考にするといいでしょう。

たとえば、カテゴリー1の主食は、人間のエネルギーを作るものなのでしっかりと摂ってほしいです。
カテゴリー2の主菜は、AからEに分類されているのですが、Aから脂質が少ない順に並んでいます。したがって、AからCを積極的に摂取するのをおすすめします。
カテゴリー3の野菜は先ほどお伝えしたように好きに食べてOKです! 空腹を満たすまでしっかり摂取して問題ありません。
カテゴリー4~7(多脂性食品、嗜好食品、アルコール飲料)の食品は、ダイエット中に摂るのをおすすめしません。
藤田:牛乳は摂取しないほうがいいんですか?
横浜:はい、牛乳やヨーグルトは無脂肪のものならOKなのですが、ダイエット中はあまりおすすめしません。
さらに、健康に良さそうなイメージのあるナッツ・アボカドは脂質のかたまりなので、ダイエット中は避けたほうがいいと考えています。
果物も果糖が入っているので、要注意です。藤田さんの食事の中で唯一気になったのが“バナナ”を食べているところでした。朝ごはんに食べるなら、バナナよりもおにぎりのほうがおすすめです。

藤田:バナナってダイエットにいいイメージがあったのに意外です!

横浜さん:これからは“PFCバランス“というものも意識してみましょう。Protein(タンパク質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(炭水化物)の頭文字を取ったものですが、単にカロリーを落とすのではなくバランスを意識する必要があります。
藤田さんの場合、先ほどの食品カテゴリーマップの分類の食品を以下のように摂取するといいですね。
カテゴリー1:朝200kcal、昼260kcal、夜200kcal
カテゴリー2:朝300kcal、夜400kcal、夜300kcal
カテゴリー3:いくらでもOK
カテゴリー4~7:食べない
藤田:わかりました! 次の3週間では“PFCバランス”も気をつけて食事してみます!
会食前に食べるべき“救世主”は意外にも…!?
横浜:さらにダイエットで気を付けるべきポイントは飲み物なのですが……普段は何を飲まれていますか?
藤田:基本的には水か炭酸水を飲むようにしています。あとはプロテインドリンクかな。

横浜:いいですね! ただし、プロテインは脂肪が入っているものもあるので、注意するといいでしょう。
藤田:あと野菜ジュースもたまに飲みます。脂肪に注意が必要だというのは……!?
横浜:ダイエット中は、1食5gくらいに抑えるのが理想なんです。プロテインや野菜ジュースを飲む際には含有量をチェックしてみてくださいね。

藤田:あとはどうしても会食が多いので……会食時に気を付けたほうがいいことはありますか?
横浜:会食などのように糖質・脂質を食べる恐れがある際には、脂肪の吸収を抑えると言われている“食物繊維”を30分前くらいに摂ることをおすすめします。
たとえば、会食前にウコンを飲まれるのであれば、コンビニなどで“こんにゃくゼリー”も一緒に買って食べるようにしてください。
こんにゃくゼリーは、できるだけカロリー高くないものを選んでくださいね! さらに、会食中は、野菜から食べるようにするといいでしょう。

藤田:会食前にこんにゃくゼリーですね(笑)。あとは、毎日体重を自宅で測っているのですが、タイミングはいつがいいのでしょうか?
横浜:ポイントとしては毎日同じ環境で測るのが理想なので、朝起きてすぐご飯を食べる前、そして便が出たあとが厳密には理想です。
藤田:あ……そのタイミングにやってました!
横浜:何も言わずにここまでやっている方は初めてです! 素晴らしいですね。
藤田社長の課題である運動はどうする?

横浜:さて、このあとの3週間ですが、運動面を意識してみましょう。この3週間、ウォーキングは結構されていますよね。
藤田:1日少なくとも7~8㎞歩いています。多いと10㎞以上歩きます。
横浜:いいですね! あとは筋肉量を維持するために筋トレをする必要があります。普段、筋トレはどのくらいしていますか?
藤田:ほとんどしていませんね……。急に痩せておなかの肉がたるまないようにしたいので、そうした筋トレがあれば教えてほしいです。
あとはゴルフの飛距離も伸ばしたいのですが、ゴルフをするのに鍛えるといい筋肉はありますか?

横浜:おしりとウエストなどの筋肉がしっかりしていると飛距離が伸びやすいですね。あとは体幹がしっかりしていることが大切。さらに胸郭と肩甲骨の柔軟性があるといいですよ!
提案としては、弊社のトレーニングアプリ『WEBGYM』をぜひ使ってほしいですね。いつでもどこでもトレーニングができますし、筋トレやストレッチの種類が豊富です。
藤田さんにおすすめなのは、ツイストクランチやブランク、ヒップリフトというトレーニングなので、『WEBGYM』を見ながらスキマ時間に行うのをおすすめします。
また、『WEBGYM』には、ゴルフに特化したトレーニングもあるので、それらを1日おきにやってみましょう。
さらに進捗を見てジムでどうするか決めたいと思います!

藤田:ありがとうございます。早速、教えてもらった『WEBGYM』のトレーニングを、次の3週間のPlanに追加してやってみます!
ぽっちゃり男子が“3か月で約ー11kg”達成!ボディメイクにつながった「3つの秘訣」とは?藤田社長の「Plan」
- 摂取カロリーのコントロール(1日1,700kcalを目安にする)
- 間食を控える
- 寝る3時間前には食事を済ませる
- お酒を飲む日は1日2杯まで
- 清涼飲料水に気を付ける
- 脂質の多い食事は避ける(特に揚げ物)
今回追加した「Plan」
- 飲み物は“脂肪”の含有量をチェックする
- PFCバランスを意識した食事メニューにする
- 会食の日は30分前に食物繊維を摂る
- 『WEBGYM』を使って筋トレを行う
いかがでしたか? 藤田社長は、自身の強みであるビジネス力をダイエットにも応用し、3週間で3kg減に成功しました。

さらに、今回のセッションでトレーナーによる“Check”を受け、今後の“Action”へのヒントを得た藤田社長。食事や運動の改善を今の“Plan”に加え、“Do”として実行することで、次回はもっと目標へと近づいているはず! 続編もどうぞお楽しみに!(取材・文/松本果歩、撮影/前原哲也)
【画像・参考】
※believe/Instagram(@fujitamacoto)
※1 一般社団法人 日本栄養コンシェルジュ協会
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