“フィットネスモデル”とは、出来上がった自分自身の身体を、画像で提供したりエクササイズモデルとして動作を表現したり、フィットネスのイメージで伝えていくモデルの事です。昨今、トレーニングブームでフィットネスモデルという言葉を聞くようになってきましたが、実は日本でフィットネスモデルが誕生したのはこの15年の間。
そこで今回は、日本におけるフィットネスモデルの先駆者である“Shieca”さんにフィットネスの素晴らしさを語っていただきました!
トレーニングをはじめて“ポジティブ”に
――自身がトレーニングを始めたきっかけは?

運動不足から体型の崩れやセルライト・体力低下に悩み、先の不安を覚えていて。 正直、身体に不便があってもなんとかなる世の中だけど、このままで大丈夫なのかなと思った瞬間がありました。
例えば20代なのに「階段きついけど大丈夫かな?」とか「体力的にプライベートを楽しめない」とかを感じていて、普段から気力も生まれなかったんです。
そんな時に、「このままではダメだ!」と思い、2007年にジムに入会し本格的な筋力トレーニングを開始しました。
――トレーニングをして大きく変わったことや、フィットネスで感じた素晴らしさはありますか?
全部変わりました!
身体は勿論なのですが、一番感じたのは自分自身の考え方や、思考や人との関わり方です。自分にとっては凄く良い方向に変わりましたね。例えば、同じ出来事に対して、今まではネガティブなことしか見られなかったのに、ネガティブなこととポジティブなことの両面を見られるようになり、考えられるようになりました。
ポジティブな面に目を向けられるのって、凄くいいこと。ですが、それだけではなくネガティブな面も受け止で考えめた上て、こうやっていけば変われるんじゃないかという過程までを大切にできる様にもなりました。トレーニングって全てに通じていて、得意なことも苦手なこともやっていかないといけないのがトレーニングなのですが、他のことも一緒だなと捉えて応用できるようになったんです。
身体作りって、まさに人生と一緒で、いい時もあればダメな時もあります。変化しているときは凄く前向きになれますが、長くトレーニングをやっていると行き詰まる時も。そんな時はどうすればいいか考えて工夫しますし、頑張りすぎている自分の時は「ちょっと平坦な心にしないといけないな」と俯瞰する力も必要になってきます。

また、トレーニングも人生も自分では逆らえない波との付き合い方が必要です。そんな部分も鍛えられますし、先の先を見られるようになるので、その過程も少し慌てずに過ごせるようになります。 ひとつひとつ大切に努力すればトレーニングは裏切らないので!
それと、私は、スポーツなど熱心になることの経験がなかったので、夢中になれる事ができて日々の楽しみ方も上手くなってきたのかと思います。 フィットネスやトレーニングは身体もメンタルも変わって良いことしかなくて、ダメな所を探す方が難しいですね。
“フィットネスロールモデル”として誰かの励みになりたい
――そんななかで、“フィットネスモデル”になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

私がフィットネスモデルとして活動し始めた12年前は、フィットネスモデルは業種として成り立っていなかった職でした。日本にはフィットネスモデルという肩書きで仕事をしている方はほとんど居なかったと思います。
そんな時、一番最初に初めて取材を受けた際、イメージカットを撮ることになり、これを機にフィットネスモデルっていう肩書きにしたら世の中に広がるのかな?と思って自分から肩書きは「フィットネスモデルってどうですか」と提案したのがきっかけです。海外にはフィットネスモデルの方が多くおられたので「こういう世界もあるんだよ」というきっかけになればと思ったんです。いっそ、自分が広めていこうと。
当時は誰も居なかったので、フィットネスモデルとして活動をしたら様々なモデルのお仕事が来て、そこから現在までフィットネスモデルを続けています。気付いたらフィットネスモデルらしくなっていました。
また当時、“フィットネスロールモデル”という肩書きも使っていました。今もそうなのですが、見た目だけでは無く、身体を作っていく過程やライフスタイルを通して自己成長を表現していく仕事をフィットネスモデル・フィットネスロールモデルだと思ってやっています。
私たちは、今はコンテストやSNSを通して自分を知ってもらっている方々が増えてきましたが、チャレンジする過程やライフスタイルを伝えていく事で、誰かの励みになったり、道しるべになったりするのもロールモデルの形だと思います。 これからも誰かの励みになれる、フィットネスロールモデルであり続けたいです。
――ご自身の現在のトレーニングは?

今はウェイトトレーニングとピラティスなどのコレクティブエクササイズ(コンディショニング)、そして動きのトレーニングなどを行っています。
ウェイトトレーニングの頻度は週4回で、身体に重りの負荷をかけています。勿論、全身のトレーニングをバランス良く行うように意識していますよ。
とはいえ、体が歪んでいる状態ですと上手くいかないことも多いので、コンディショニングもしっかり行う為に、コレクティブエクササイズは毎日していて日常の動作に落とし込んで行っています。 動作改善とボディメイクを組み合わせることを大切にして、自身のトレーニングを行っているところです!
――トレーニングをしている皆様や始めたい方へのアドバイスをお願いします!

目先の結果にとらわれない方が良いです! トレーニングは始めたばかりの頃はすぐに変化します。ですが、その後、少し変わらない時期、停滞期も出てきたりします。なので計画的に再度、新しい目標を次から次に掲げていくことが大切です。大きな目標をまずは掲げ、その中のステップを踏んでいく事も大切です。
また、日々の小さな変化を大切にしてトレーニングをしていってください。例えば、足首が少し動くようになった、とか、1kg重い錘をあげれるようになったとかも、相当素晴らしいことですから! また、身体のことを学びながらトレーニングをしていくと凄く効果が上がりやすいですし、プラス・マイナスが見つけやすいです!
そして、重要なポイントは、初めからテクニックに走らないこと。 例えば憧れの方のトレーニングをいきなり真似してもその方のように効果を出すのは難しいです。そのようなテクニックよりも、まずシンプルなトレーニングから初めて見ることもおすすめします。そうしていく中で自分の体の動作の得手不得手、過不足が見えてくるからです。重い錘をいきなり上げるのではなく、身体の機能を上げながら行うことでボディメイクがしやすくもなります。
初めにパーソナルトレーニングを受けることも強くオススメします。 効率が圧倒的に良いですし、何よりご自身の目標を成功に導けますよ。
――今後チャレンジしたいことはありますか?
自分の身体をまだまだ変え続けたいです! 今は、ずっと自分が満足する身体でいたいと思っています。 全ては自分自身が満足できる身体で居続ける事が、楽しさの秘訣だと思っていますから。(取材・文/横浜達也)
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Shieca(小倉 シエカ)
画像:Shieca <経歴>
Fitness Life Coordinator,パーソナルトレーナー 運動不足から体型の崩れやセルライト・体力低下に悩み、 2007年ジムに入会し本格的な筋力トレーニングを開始。 ボディラインの改造を実現するために、 女性らしく鍛え上げられた体を競うフィギュアコンテストに出場し成績を残す。 その後、トレーナーとしての活動を開始。 現在はコンディショニングとボディメイクを合わせ 女性を中心に指導を行っている。 トレーニングセミナー講師 ・雑誌エクササイズ監修&エクササイズモデル ・エクササイズプログラム開発‘&監修 など
【SNS】Instagram (@shie.ca)<書籍>
『美ツイスト・ストレッチ』(高橋書店)/『Beauty Building』(ベースボールマガジン社)
【画像・参考】
※Shieca
\ 自分を信じて”理想のカラダへ” / ![]()
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