INTERVIEW

現役歯科医のフィットネスモデル・井田冴香が夢の歯ブラシ作りに挑戦!? 期待のこれからに迫る

歯科医師×フィットネスモデルとして活躍中の井田冴香さんが、2021年12月12日(日)に『SUMMER STYLE AWARD(以下、サマスタ)』の決勝大会に出場。日本一の美ボディを決めるこのコンテストに、井田さんは強い想いを持って臨んでいました。

それからしばらく経った今、現在の心境やこれからの活動についてお話をうかがってきました。彼女が実践している「暮らしをhappyにするコツ」も合わせてお届けしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

井田冴香 プロフィール

画像:井田冴香

歯科医師×フィットネスモデルとして活躍中。サマスタ2019・2020大阪大会にて、BEAUTY FITNESS MODEL部門の1位に輝く。2021年の決勝大会では、BEAUTY FITNESS MODEL部門のtallクラスで2位に。

各種SNSでは「美bodyは歯から」をテーマに、日々のトレーニング風景やライフスタイル、歯から健康になるヒントを発信中。

【SNS】Instagram:@saeka0220 /TikTok:@saeka0220 (その他詳細)

井田冴香の“今”を直撃

画像:believe

——サマスタ決勝大会から少々時間が経ちました。今の心境を聞かせてください。

3年間ずっと日本一を目指してサマスタに挑戦してきた中で、結果的に2位に終わってしまいました。その直後は、何度も号泣してしまうほど悔しかったです。

今まで頑張ってきたからこそ、誰にでも胸を張れる結果を残したかった。そう思う度に涙が溢れてきてしまって。すると、母親に「メイクを直しておいで」と言われました。勧めに従って鏡の前でお化粧をしていると、マインドが切り替わるタイミングが不思議と訪れたんです。それで、明るく清々しい気持ちで家族の前に戻ることができて……。

そういった“切り替えの早さ”や、“happyになれるところ”が自分らしさでもあるんだなと、改めて思いましたね。

少し時間が経った今、落ち着いて考えてみると気づくこともありました。大人になってから、あんなふうに夢中になれることに出会えるなんてちょっと特別なこと。趣味の領域を飛び越えて、ボディメイクに集中した日々はすごく良い経験になったと思います。

それから、3年間サマスタ出場に向けて頑張ってきて、それを真剣にやり切ることができたという安堵感も覚えていますね。

——今後の目標や、挑戦したいことについて教えてください。

私の“やりたいことリスト”には沢山のことが書かれているんですよ。その中のひとつに、今までは“サマスタで優勝をして日本一に輝きたい”という明確な目標があったんです。

でも、この3年間の挑戦をやり切ったので、その目標に関しては一区切りつけたいと思います。仮に日本一になっていたとしても、同じ道を選ぶことを決めていたので。ただ、これからもボディメイクは続けていきたいし、機会があれば再びコンテストの舞台に立ってみたいとも考えています。

画像:believe

——井田さんを夢中にさせてきた、サマスタの魅力とは?

他にもボディメイクコンテストの団体は沢山ありますが、比較するとサマスタには圧倒的な舞台の演出力や華やかさがあります。それから、自分がエントリーしているカテゴリー以外を見ても、出場者のレベルが高いです。美しいスタイルや筋肉の仕上がり、メイクや自己アピール能力が他のコンテストとは違いますね。

サマスタを主催している金子賢さんが目指す“かっこいいステージ”がしっかりと具現化しているからこそ、こういった魅力が生まれているんだと感じました。

こだわりの歯ブラシを作る新たな挑戦へ

画像:believe

——“やりたいことリスト”の内容がとても気になります。ボディメイクの他に、熱心に取り組まれていることはありますか?

その膨大な“やりたいことリスト”の中で、とても熱中しているものがあるんです。それが“一から徹底的にこだわった歯ブラシの制作”です。これがやっと実現しそうなので、かなりの力を入れています。

実は、これはフィットネスの活動とも繋がっていることなんです。フィットネスの活動を通じてInstagramのフォロワーも増えてきて、多くの人に私の気持ちを届けられるようになりました。それでインスタライブなどの配信イベントも積極的に行うようになったんですが、そこで絶対に飛んでくる質問があるんです。それは、「先生のオススメの歯ブラシはなんですか?」というコメント。

ただ、その質問に自信を持ってスパッと答えられるような回答が、私の中にはなくて……。私自身は歯ブラシ・部分ブラシ・舌ブラシ・フロスと4種類のアイテムを使い分けて歯のケアをしているんですけど、一般の方でそこまでしている人はあまりいないので伝えづらいというのも本音です。

画像:Inna Dodor/Shutterstock

そこで、まずは基本の歯ブラシについて詳しく調べ始めてみようと思ったんです。そうすると歯ブラシひとつでも沢山の種類があることが分かりました。その中で、私自身が歯ブラシに求める条件は二つ。“奥歯までしっかりと磨けること”と、“サステナブルなこと”でした。

実は、プラスチック製の歯ブラシが大量に捨てられていることが世界的な社会問題になりつつあるんです。ホテルのアメニティの歯ブラシを一度使ったら、そのままゴミ箱に捨てている方も多いんじゃないでしょうか。

サステナブルな歯ブラシとしては、現在でも竹製の歯ブラシが販売されています。ですが、コンセプトが海外向けということもあり、日本人の口には合わずに上手く奥歯が磨けない。それから、中国で特許が取られているため、類似品を見つけることもできなかったんです。

なので、なにか他のいい方法はないかと考えて……。そこで思いついたのが、“ヨシ”という植物を利用することでした。

画像:believe

——“ヨシ”という植物の名前は初めて聞きました。どのようなものなんでしょうか?

ヨシは多年草の水生植物です。水・土・空気を良い状態に保つ働きがあると言われていて、夏場には4mを超える高さまで成長します。私は滋賀出身なので、琵琶湖の沿岸に多く生えているヨシの刈り取りを以前やったことがあって。今年も実際にヨシ刈りに参加してきました。

琵琶湖の管理・維持のために、ヨシは刈らないといけないんですが、再利用されないものは廃棄されてしまっています。なので、そのヨシを歯ブラシの材料として使えたら、環境にも人にも良い商品が目指せるんじゃないかと、あるとき閃いたんです!

調べてみると、文房具メーカーの『KOKUYO』さんでノートの材料としてヨシが使われていることが分かったので、すぐに電話をして話を聞いてもらいました。とても親切に相談に乗ってもらったのですが、ヨシをそのまま歯ブラシの持ち手として利用することは、材質の強度的に難しいという結論になりました。

他の歯ブラシを作っている会社に聞いてみても、なかなか難しそうで……。でも、諦めずに調べ続けて夢が叶う可能性も見つけました!

竹を粉砕してトウモロコシ樹脂と合わせて歯ブラシを作っている会社との出会いがあって、ヨシでも同じことが可能なのかどうか実験中なんです。私がこだわり抜いた歯ブラシをみなさんの元に届けられるように、引き続き頑張ります。

プライベートで見せる素顔

画像:believe

——井田さんのInstagramを見ると、プライベートも充実していることを感じました。日常生活を送る中で、井田さんが大切にしていることを教えてください。

仕事のときもオフタイムも“自分が常にご機嫌でいること”がテーマです。

自分がhappyだと、周りの人もつられてhappyになったり、新しいアイデアも出てきたりするかもしれない。その素敵なサイクルは、話しやすい環境や穏やかな雰囲気から作られるものなので普段から心がけていますね。

——以前のインタビューで、「歯からの健康で世界をhappyにしていきたい」というお話を伺いました。歯科医師として働く上で、やりがいを感じる瞬間とは?

私は“歯からの健康”をずっと考えています。健康的な人生を沢山の人に送ってもらうためには、“予防歯科”という概念をもっと浸透させなくてはいけないと思っているんですが、歯が痛くなってから治療に来るという人がまだまだ多いのが現実です。

そういったこともあって、私は患者さんに治療が終わったときなどに、定期的なクリーニングや検査をすることをオススメしています。それで、オススメをした方たちが定期的にクリニックを訪れてくれたり、歯に対する意識が高い方が増えていることを実感したりすると嬉しいですね。とてもやりがいを感じる瞬間でもあります。

——もちろん、大変なこともありますよね?

そうですね。歯科業界は新しい分野が人気になったり、治療方法が発達したりと、常に変化していく業界です。なので、休みの日には勉強会に通って技術や知識のアップデートをしています。

良くも悪くも、私は興味のあることとないことがはっきりしているタイプなので(笑)。あまり行っていない治療は、それを専門にしている先生を患者さんに紹介するようにしています。でも、自分の専門分野や経験が活かせる治療に関しては、これからもより深堀りしていけたらいいなと思っています。

特に、「自分が患者さんの立場だったらこうして欲しいだろう」という視点を持つことを意識しながら、私ならではの形でみなさんに情報をお伝えしていきたいです。

画像:believe

——自分の得意分野を極めるというのも、人生を豊かにする方法のひとつかもしれませんね。他にも、私たちの生活をhappyにするようなコツがあったら教えてください。

心の健康と身体の健康を両立させながら生活するということが大切だと思っています。どちらかが欠けていると、人はhappyではなくなってしまうはずです。

私自身も忙しいときはどちらかが欠けていると感じることがあります。そのときは「バランスを取ろう」と意識をし直すことにしているんです。そのためにも、日常の些細な行動やスキマ時間を生かして運動を習慣化したり、自分にご褒美をあげたりすることが大切ですね。

そうやって、心と身体を健やかに保つことを意識したら、よりhappyな生活に近づけると思います。

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以上、井田冴香さんのこれからと毎日をhappyに過ごすためのヒントをご紹介しました。

機能性×サステナブルなこだわりの歯ブラシも含めて、井田さんの今後から目が離せません。Instagramなどの各種SNSも、ぜひチェックしてみてください!

【画像・参考】
※believe/井田冴香
※Inna Dodor/Shutterstock

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